大阪市の橋下徹市長は26日の定例記者会見で、衆院選挙制度改革について、「政党間の方向性の対立軸が見える小選挙区制が国の政治のあるべき姿だ」と述べ、現行の小選挙区制を支持する考えを示した。

 中選挙区制復活の是非が次期衆院選の争点になった場合、自身が代表を務める地域政党・大阪維新の会の公約「維新八策」に、小選挙区制の維持を盛り込む意向も明らかにした。

 橋下市長は、与野党で復活を目指す動きが目立つ中選挙区制について「細かな利害調整をする地方の政治」に向いているとした。

2012年7月26日 読売新聞