民主党は13日午後、都内のホテルで全国幹事長会議を開いた。消費増税関連法案をめぐり同党が分裂したことについて野田佳彦首相が陳謝、結束を呼び掛けた。一方、執行部は次期衆院選に向け、法案採決で造反して党を離れた議員の選挙区には原則として対抗馬を擁立する方針を打ち出した。

 会議で首相は「地方で歯を食いしばって頑張っている同志の皆さまに心配を掛ける状況になったことをおわび申し上げたい。責任の重さを痛感している」と述べた。党が除名した小沢一郎氏らが新党「国民の生活が第一」を旗揚げしたことに関しては「国民の生活が第一という考え方は国難から逃げ、やらなければならないことを先送りすることではない」と批判した。


時事通信社  2012年7月13日