旅行大手JTBは12日、2012年の海外旅行者数が1800万〜1900万人と、00年(1782万人)を上回り、過去最高水準になる見通しだと発表した。同社は「円高傾向の継続や、格安航空会社(LCC)の国際線就航が追い風になる」と分析している。

 JTBは昨年末時点で、12年の海外旅行者数を1740万人前後と予想していたが、円高効果でハワイを含む米国や欧州方面の旅行が予想以上に好調。加えて、全日本空輸系LCCのピーチ・アビエーションが関西―韓国・仁川線を5月に就航させ、アジア方面の旅行人気も高まっている。

時事通信 7月12日