'82年の放映開始以来、今年10月で30周年を迎える『笑っていいとも!』(フジ系)が、9月で打ち切られることが内定、既に一部の局幹部にのみ口頭で申し送りが行われているという。
 「局内では関係者の動揺を抑えるために『リニューアル』という言葉でごまかしている。しかし、実際は完全な打ち切りに他ならない。制作費は現在の半分で、当然、スタッフや出演者も大幅に見直される。番組構成も一から作り直します」(制作関係者)

 気になるのは、司会を務めてきたタモリの処遇だ。一時期、後枠となる新番組にも引き続き出演するという話が囁かれていたが、「視聴率が毎回シングルで、タモリのギャラは1日あたり150万円。これでは、週に一度のゲストがギリギリのライン」(フジ関係者)ということから、7月21日に放映される恒例の『FNN27時間テレビ』総合司会が最後の花道になるという。
 「『27時間テレビ』内で『笑っていいとも』のリニューアル(=打ち切り)が発表される。厳密に言えば、10月に始まる後番組のメンバーにマイクを渡すセレモニーを経て正式降板というスケジュールになるが、イベント的にはこの『27時間テレビ』が最も相応しい」(プロダクション幹部)

 当然、浮上するのはタモリの後釜問題だ。実は水面下では芸能界を二分しかねない事態に直面しているという。
 「ジャニーズと吉本興業の全面戦争に突入するかもしれません。司会の座を狙ってジャニーズは一歩も譲る気配がない。背景にあるのは、『嵐』の後を継ぐタレントが育っていないこと。また唯一の『SMAP』の看板番組『SMAP×SMAP』が制作費高騰を理由に打ち切りの危機にある。諸事情から平日の帯はタレント育成枠としてはもってこい。中居正広を司会にして、『Hey! Say! JUMP』や『Kis-My-Ft2』、『KAT-TUN』などを売り出したいのです」(事情通)

 一方の吉本興業は、ジャニーズ以上に深刻だという。
 「吉本の経営はかなり逼迫していますからね。島田紳助の引退に加え次長課長の河本準一の生活保護受給問題がダメ押しになった。司会が取れるなら明石家さんまやダウンタウン、ブラマヨだって稼働する。以前ならジャニタレとも共演という考えもありましたが、最近はそんな余裕もないんです」(関係者)

 “昼の顔”を勝ち取るのはどこか。

※「週刊実話」より抜粋