20年振りにロサンゼルスに降り立ったシナリオライターの道雄と、道雄の留学時代の親友で、かつてはTVのヒーロー番組の主人公を演じた事があるが、今はロサンゼルスのレストランで雇われ店長をしている大介。
二人は、大介の結婚式を前にワインの産地ナパ・バレーへドライブ旅行をする事に。
訪れたレストランでかつての片思いの相手、麻有子と再会した道雄は、彼女の成熟ぶりにショックを受け、ワインをガブ飲みして酔いつぶれ…。

アカデミー賞5部門にノミネートされたアレクサンダー・ペイン監督の『サイドウェイ』が、海外スタッフのもとリメイクされた。
オリジナル同様、40代のパッとしない男二人の1週間のドライブ旅行をコミカルに描く。
“カルベネ”で知られるワインの産地、カリフォルニア、ナパ・バレーを舞台に、ダメ男二人の人生が少しずつ動き出していく様子が、粋なセリフと相まってとても楽しい。
ポール・ジアマッティとトーマス・ヘイデン・チャーチが演じたキャラが、小日向文世と生瀬勝久に乗り移ったようで、オリジナルを観た人にはさらに楽しみが広がるだろう。甘く、ちょっぴりほろ苦いストーリーに華を添えるジェイク・シマブクロのメロディにも要注目。(作品資料より)