3Dプリント銃製造、男に懲役2年の実刑判決
読売新聞 2014/10/20

 3D(3次元)プリンターを使って樹脂製拳銃(3Dプリント銃)を製造、所持したとして、銃刀法違反と武器等製造法違反に問われた川崎市高津区、元大学職員居村佳知被告(28)に対し、横浜地裁は20日、懲役2年(求刑・懲役3年6月)の実刑判決を言い渡した。


 判決によると、居村被告は昨年9〜12月、経済産業相の許可を受けずに、自宅で3Dプリンターやパソコンなどを使って銃2丁を製造、自宅に隠し持っていた。

 伊名波宏仁裁判長は「自らの知識、技能を誇示し、銃規制を形骸化しようと考えて銃を設計・製造した。製造過程などをインターネットで公開しており、模倣される恐れも高い悪質な犯行」と述べた。

 事件を機に、誰でも製造できる3Dプリント銃に対する法規制の検討が必要だとの指摘が上がり、警察庁は経済産業省と検討。製造・所持について「現行法で対処できる」と判断した。ただ、インターネット上で銃設計データが拡散することを警戒。同庁の委託で違法・有害情報の削除を要請する「インターネット・ホットラインセンター」が8月、銃の設計図などを新たに「有害情報」に指定した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20141020-OYT1T50078.html


「3Dプリンター」が世間に知られるようになった事件ですが、実刑の判決が出た模様です。
見せしめ感もありますが、印刷すると犯罪になるものは他にもあるので、注意は必要ですね。

銃だけじゃない 3Dプリンターでつくると逮捕されるモノ10
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/220/220393/