飲酒要因の死者、330万人=ロシアなどが消費上位―WHO
時事通信 2014/05/12

 【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は12日、アルコール摂取に関する報告書を発表、過度の飲酒などを原因とする死者が2012年に世界で約330万人と、死者総数の5.9%を占めたと発表した。有害な摂取は「健康や社会的な負担」を招くと指摘、各国に対策強化を呼び掛けた。

 それによると、10年の世界人口(15歳以上)1人当たりアルコール消費量(純粋アルコール換算)は6.2リットル。酒類別では、蒸留酒が50.1%と半分を占め、ビール(34.8%)、ワイン(8.0%)の順となった。

 国別の1人当たり消費量(同)は、ベラルーシ(17.5リットル)、モルドバ(16.8リットル)、ロシア(15.1リットル)など旧ソ連諸国が上位。アジアでは韓国(12.3リットル)が首位で、日本(7.2リットル)、中国(6.7リットル)を大きく引き離した。

 WHOは、アルコールの有害摂取が消化器疾患、がん、肝硬変などの健康障害のほか、暴力や飲酒運転事故を招いていると警告。課税による酒類価格引き上げ、広告規制などによる消費抑制の必要性を強調した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140512-00000162-jij-int
Global status report on alcohol and health 2014 | WHO (英語)
http://www.who.int/substance_abuse/publications/global_alcohol_report/en/
世界各国の飲酒量の平均が分かる資料 (英語)
http://www.who.int/substance_abuse/publications/global_alcohol_report/msb_gsr_2014_3.pdf

全体的に見るとヨーロッパやロシア周辺などの寒い地域の飲酒量が高く、イスラム圏は戒律で飲酒を禁止されてるから低い傾向になってるみたいです。