コーヒー消費量増で糖尿病リスク低減か、研究
AFPBB 2014/04/28

【4月28日 AFP】コーヒーを飲む量を増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けている人よりも成人で発症する糖尿病(2型糖尿病)にかかりにくくなるとする研究結果が、25日の欧州糖尿病学会(EASD)の学会誌「ダイアビトロジア(Diabetologia)」に掲載された。

 研究チームは医療従事者12万人の食生活とライフスタイルを追跡した結果、1日のコーヒーの摂取量を4年間かけて1.5杯分ほど増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けた人よりも2型糖尿病にかかる可能性が11%低かったという。

「さらに中程度から大幅に摂取量を減らした人(1日2杯分ほど)のリスクは18%高くなっていた」ことも研究チームは明らかにしている。

 研究チームを率いた米ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)のシルパ・ブパシラジュ(Shilpa Bhupathiraju)氏は「コーヒー摂取量の変化は、比較的短期間のうちに糖尿病リスクに影響を及ぼすようだ」と述べた。

 また、最もコーヒーの摂取量が多かったグループ(1日3杯以上)は2型糖尿病のリスクが最も低く、1日1杯以下の人と比べて37%低かった。一方、紅茶やカフェイン抜きのコーヒーでは、摂取量の変化と2型糖尿病リスクとの間に関連性は見つからなかったという。

 この研究結果は「リスクの真の変化」を示している可能性があるものの、一方で、2型糖尿病リスクと関連する高血圧やコレステロール値上昇を診断された人がコーヒーを飲む量を減らしただけ、という説明もつくと論文著者らは述べている。

(略)

 論文著者2人のうち1人は、別の研究でコーヒー飲料や器具を手がけるNestecから資金提供を受けた経歴があるという。(c)AFP

http://www.afpbb.com/articles/-/3013584

運動不足の解消と過剰な食事を抑えるのが一番ですね。
コーヒーに砂糖をたくさん入れる人は、逆に病気になりそうですが・・・。