耕作放棄地の再生を目的に、山口県が所有する牛を無償で貸し出す「レンタカウ」制度の今年度初めての取り組みが21日、岩国市周東町の水田跡地で始まった。

 雑草の除去などのため、2頭が約1か月間放牧される。

 県団体指導室によると、農家の高齢化などに伴い、県内には3706ヘクタール(2010年現在)の耕作放棄地がある。草が生い茂ると景観が悪化するほか、イノシシなどの隠れ場所となり、周辺農地で作物の食害が生じている。

 県内の農家の間では、以前より牛に草を食べさせて農地を再生させる取り組み「山口型放牧」が実施されており、県は取り組みの普及を目的に2001年度から制度を始めた。昨年度は県内299か所、計約400ヘクタールで行い、このうち12か所に県の和牛が貸し出された。

 今回は約5年前から使われていない水田約30アール。牛が逃げないように、太陽光で発電した電気が流れる柵で囲まれている。2頭は県農林総合技術センターの雌の繁殖牛で、同センターの職員らが放つと、早速生い茂る草をはんでいた。

 水田の所有者(57)は「1人で水田を再生させるには多大な労力がかかるため、本当に助かる。早ければ来年には水田として復活させたい」と期待していた。

農地の雑草除去にレンタカウ、無償で貸します
読売新聞 2014年04月22日
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20140422-OYT1T50042.html
山口県農林総合技術センター畜産技術部(山口県畜産試験場)
http://www.nrs.pref.yamaguchi.lg.jp/hp_open/a17606/00000001/index.htm
牛のえさにもなるし、人手も減らせるしいい事づくめだけど、この「レンタカウ」親父ギャグが寒いなw

探したら色々あったので貼っておきます。