5月11日の営業運転を最後に廃線となるJR江差線の木古内―江差間で、駅名板などの窃盗被害が相次いでいる。

 鉄道ファンの間では廃止駅の鉄道備品は高額で取引されており、昨年6月には盗んだ駅名板をインターネットオークションで販売した男が逮捕された。「盗とり鉄」と、苦言が呈せられている一部の鉄道ファンの悪行に、関係者は神経をとがらせている

 ◆全9駅が被害 

 「廃線間近の江差線の駅名看板は特に高く売れると思った」

 昨年6月、盗んだ江差線沿線駅の駅名板をネットオークションに出品したとして、江差署は函館市の50歳代男を窃盗容疑などで逮捕した。男の自宅などからは廃止予定区間の神明、吉堀両駅に加え、北海道新幹線の開業に伴って3セク鉄道の駅になる渡島当別駅、函館線の駒ヶ岳駅など19駅の駅名板や時刻表、運賃表、広告看板が次々と見つかった。男は昨年4〜6月に盗んだ駅名板などをネットオークションに出し、約20万円を売り上げていたという。

 廃止区間の駅名板や両隣の駅も記した「駅名標」などの盗難被害は、JR北海道が国土交通省に木古内―江差間の鉄道事業廃止届を提出した昨年4月以降に集中している。男が盗んだ両駅以外にも今年3月までに7駅で駅名板などが何者かによって持ち去られ、廃止全9駅が何らかの被害に遭った形だ。

 道警は窃盗容疑の捜査を続けつつ、沿線で警戒を強めている。ただ、9駅の多くは無人駅で、防犯カメラもなく、犯人逮捕の有力な手がかりは得られていない。JR北海道は「廃線が迫った時期に盗難対策のため予算や人員を割くのは難しい。気持ちよく廃線を迎えられず残念」(広報部)と話す。

 ◆4、5万円で取引 

 道内のある鉄道ショップの男性店長は「駅名板の製作費は数千円程度だが、人気駅の場合、取引価格は4、5万円に及ぶこともある。廃駅となれば、何としても欲しがるマニアがいることから、取引価格はつり上がりやすい」と説明する。国鉄時代やJRグループ発足直後には、老朽化した駅名板などをファンに販売するイベントがあった。最近ではイベントの開催数が減っているといい、そうした事情も価格上昇を招く一因とみられる。

 鉄道ショップでは明らかに盗品と分かる場合には道警に通報している。ただ、「盗品かどうか判断するのは難しく、多くの場合、持ち込んだ人の話を信じるしかない」(男性店長)というのが実情だ。

(以下略)

「盗り鉄」被害次々…廃線控え、駅名板など売買
読売新聞 2014年04月21日
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140421-OYT1T50017.html
普通に泥棒ですやん・・・・

インドやバングラデシュを見習って楽しく鉄道を楽しみましょうw

アクロバッ鉄





鉄道オタクっていっても種類は多いんだねー

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