2003年に出版され、130万部を超えるベストセラーとなった村上龍著『13歳のハローワーク』。2005年に開設された公式サイトでは、同書の全文が掲載されているほか、いろいろな職業に就く大人へのインタビューや、質問コーナーなど、独自のコンテンツも充実している。

そんな『13歳のハローワーク』の公式サイトで発表された「人気職業ランキング」に「シャーマン」という職業がランクインされていると、ネット上で話題となっている。

きっかけとなったのは、あるツイッターユーザーのつぶやき。2月17日に『13歳のハローワーク』の「人気職業ランキング」で37位に「シャーマン」がランクインしている画面をキャプチャーし、シャーマンのところに矢印を加えた画像をアップし、

「13歳のハロワサイトで2014年度の人気の職業ランキング見てたんだけど、今年ってもしかして500年に一度の例の大会があるの?」

と、投稿したのだ。「シャーマン」とは霊媒師や呪術師のことだが、「シャーマン」という言葉を聞いて多くの人が思い出すのが、週刊少年ジャンプに連載されていたマンガ『シャーマンキング』ではないだろうか。作品には500年に一度行われる「シャーマンファイト」なる大会が登場するが、このツイッターユーザーもそれを思い出したようだ。

人気職業ランキングに「シャーマン」が入っているという類まれなる事態に、ネットユーザーたちも驚いた様子。上記のツイートは2日間で約8000件リツイートされるなどして、ネット上で拡散している。ちなみに、ツイッターでの反応を見ると、

「子供のなりたい職業37位のシャーマンて、今の子供には何が流行ってるんだ?」
「シャーマンっていうのがかなり吃驚なんだけど…普通の職業…?であるの?」

などと、「シャーマン」がランクインしている現実がまったく理解できないユーザーも少なくなかった。

今回の「人気職業ランキング」は、2014年1月1日〜1月31日に集計されたもので、期間内のアクセス数やユーザー数などをもとに順位付けされているという。また、ランク付けされている職業のなかには「シャーマン」のほかにも「傭兵」「暗号作成者」といった、通常の人気職業ランキングではあまり見かけないものも含まれている。

実はこれらの職業は、すべて同サイト内で紹介されているもので、子供たちが自由回答で答えたものではない。むしろ珍しい職業だと「どんな仕事なのだろう?」と興味を持たれて、その職業の紹介ページのアクセスが増える可能性も考えられ、その結果、人気ランキングの上位に食い込むということもありうるのだ。

このランキングは「期間内のアクセス数・ユーザ数等を元に順位付けしています」(今回話題になっているのは、2014年1月1日〜1月31日のランキング)とのことなので、必ずしも「子供たちがなりたい職業37位がシャーマン」ということではないようだ。

シャーマンが子供に人気の職業に?
web R25 2014年02月22日13時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/8563328/
元のつぶやきらしきもの

https://twitter.com/sherrysky/status/435103050689036288

人気職業ランキング(2014年1月) | 13歳のハローワーク 公式サイト
http://www.13hw.com/jobapps/ranking.html




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