クジラ肉、イスラム教徒にも…捕鯨船が認証取得
2014年1月22日16時02分 読売新聞

 日本の調査捕鯨船「日新丸」(8145トン)が、船内で行うクジラ肉の加工処理について、イスラム教の戒律に沿った食べ物であることを証明する「ハラール認証」を取得した。

 調査捕鯨は、国の補助金と前年度に捕獲されたクジラの販売利益で運営されており、国内消費のすそ野をイスラム教徒にも広げる狙いがあるという。

 ハラールは、アラビア語で「許されたもの」を意味する。認証を得るには「豚肉やアルコールを含まない」など細かい規定を満たす必要があり、イスラム神学者らでつくる認証機関が、食品の成分や製造工程を審査している。

 日新丸を所有する共同船舶(東京都)によると、同船が広島県尾道市に係留中の昨年11月13日、認証機関が船内で加工処理の過程を確認。手の消毒で使っていたアルコールがイスラム法上認められないと指摘を受け、次亜塩素酸ナトリウムに変更し、同24日に認証された。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140122-OYT1T00591.htm


目的はイスラム教国に捕鯨を勧めるという訳ではなく、イスラム圏からの観光客に日本文化を案内するのが目的みたいだけど、なかなか面白い事を始める模様です。
東南アジア諸国のイスラム教徒はソーセージの原料が豚肉で食べれないので、代わりとして魚肉ソーセージが大人気という話もありますので、鯨肉が広まると捕鯨が始まるかもしれませんね。



観光客誘致にも期待…イスラム食、初の専門工場 2014年1月22日10時28分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20140121-OYT1T01524.htm

日本ハーラル協会
http://www.jhalal.com/

日本捕鯨協会
http://www.whaling.jp/