領海基点280離島を国有化 政府方針、名称も確定
産経新聞 2014.1.5 08:51

  政府が、領海の範囲を決める基点となる離島のうち、所有者のいない離島が約280に上ることを把握し、重要国土として国有化する方針を決めたことが4日、分かった。名前のない離島は名称公募することも検討。業者に委託して所有者情報や面積などの精査を進めており、来年度から国有化後の具体的な管理方法を本格的に検討する。

 山本一太海洋政策担当相が産経新聞の取材に明らかにした。内閣官房総合海洋政策本部によると、領海の基点を構成する離島は約400ある(重複を除く)。日本の領海は昭和52年の領海法などで境界が確定しているが、これまで基点となる島に所有者がいるかどうか調査していなかった。昨年8月から関係省庁で調査を進めたところ、有人離島が約50、無人離島が約350あることが判明。無人離島のうち所有者がいるのは2割で、所有者のいない無主の島が8割に上ったことが分かった。

 山本氏は「国境離島の重要性に鑑みれば、無主の島は国有化しなければならない」と強調。国境離島の保全は、昨年4月から非公開で有識者懇談会(座長・奥脇直也明治大院教授)による検討を進めていた。今年3月に報告書が出るため、山本氏は「法律をつくる必要があれば状況をみて判断する」と話した。

  さらに領海基点の離島のうち、名称のない島が160あることが新たに明らかになった。地域での呼び方を確認した上で、公募などで名称を確定するという。

 離島の国有化をめぐっては、平成24年9月に尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化後、中国が海洋監視船を航行させたりして、挑発行為がエスカレート。有識者懇談会の中では、所有者のいる離島に関しても、国益や公共性の観点から強制収用案が浮上している。

<以下はソースにて>

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140105/dst14010508550001-n1.htm
 

周辺の国(特定のアジア国家)の良識に期待しても無駄というのが、民主党政権での教訓といった感じで淡々と事柄が進んでいきます。
遅いという批判とは別に中国韓国の為に反対する団体が出てくるのか見ものです。
 


小笠原諸島で発見されたスヌーピー形に進化した新島も「某国が領土宣言しにくるのでは」と発見当初ではネット上で話題になってましたね。