中国政府の主張と矛盾=50〜60年代、「沖縄」と認識−尖閣「領有意識なし」
時事通信 2013/12/29-14:56

 【北京時事】1971年7月までに中国で発行された地図の中に、領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島の中国名である「釣魚島」の記載がなかった事実が判明した。中国政府は、公式に尖閣諸島の領有権を唱え始めた71年の以前も「釣魚島は古来台湾の一部」であり「固有の領土」と認識していたと主張しているが、地図への未記載は、中国政府の立場と矛盾すると言えそうだ。

 中国政府は50年5月、「尖閣諸島」という日本名を明記した上で、尖閣諸島は琉球(沖縄)に含まれるとの認識を示す外交文書を作成。時事通信が入手した文書原文コピーによると、「尖閣諸島を台湾に組み込むべきかどうか、研究の必要がある」と記していた。

 しかし、中国政府系の「地図出版社」(現・中国地図出版社)発行の地図を調査したところ、50〜60年代に中国が自国の一部とする「台湾省」の付属諸島として「釣魚島」の記載はなかった。中国の国内地図に記載される「台湾省」の概要を解説したページにも、71年以前には「釣魚島」などの地名はない。

<略は全文はソースにて>

 その証拠に、53年1月には共産党機関紙・人民日報が「琉球群島は尖閣諸島など7組の島しょから成る」と記述。58年11月の「世界地図集」にも沖縄の一部として「尖閣群島」「魚釣島」という日本名が登場した。

<略は全文はソースにて>

 日本政府が1895年に尖閣諸島を沖縄県に編入したことに対して中国側は異議を唱えず、1971年12月30日になって、公式に領有権を主張し始めた。68年に国連アジア極東経済委員会が尖閣周辺での石油埋蔵の可能性を指摘したことや、71年6月の沖縄返還協定に基づき米国から日本に施政権が返される対象地域に尖閣諸島が含まれたことが背景にあった。

 人民日報は70年12月、「台湾省や、釣魚島などを含めた付属島しょは中国の神聖な領土だ」と主張する評論を掲載。こうした主張に基づき、中国政府は71年7月、地図出版社に地図の書き換えを徹底させたとみられる。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201312/2013122900037

中国地図に「釣魚島」未記載=71年以前、尖閣自国領と見なさず−国境線も変更
時事通信 2013/12/29-16:14

 【北京時事】1949年に中華人民共和国(中国)が成立して以降、71年7月までに中国政府系の地図出版社が発行した地図の中に、領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島について「釣魚島」という中国名が一切記載されていないことが29日分かった。
中国が尖閣諸島の領有権主張を始めたのは71年で、同年以前に国家測絵(測量製図)総局が作成した国内地図にも記載がなかった。主張開始に合わせて尖閣諸島周辺の国境線の位置を意図的に変更したとみられることも判明した。
 


<以下はソースにて>

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013122900029
 

目新しいことは特になく、中国の地図や資料を集めたのを改めて発表という感じですが、尖閣諸島の歴史的経緯が詳しくかかれてますのでご紹介。


第二次世界大戦後の国共内戦で敗北した国民党の中華民国(現在の台湾)の総統、蒋介石が使っていた地球儀。
 




沖縄自体を中国領っと言い始めているので、尖閣諸島=中国領土っていうのもその観点からすると間違っては無いのかな?