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【ロンドン=石川保典】英情報機関が、世界最大のパソコン企業である中国レノボ社製品の使用を禁止していたことが分かった。三十日付の英紙インディペンデントが伝えた。
情報局保安部(MI5)や政府通信本部(GCHQ)が製品を調べたところ、外部からの操作でパソコン内のデータにアクセスできる工作が施されているのを発見した。科学者は通常のセキュリティー保護をバイパスする秘密の裏口がチップに最初から仕込まれているとの見解を示したという。
GCHQなどはコメントを拒否しているが、使用禁止の通達は二〇〇〇年代半ばに米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの情報機関でも出されたという。
IBMのパソコン部門を〇五年に買収したレノボ社は、中国の国家機関・中国科学院が最大の株主。同紙には「製品の信頼性と安全性は顧客から常に保証されている」などとコメントしている。
中国の情報技術(IT)企業をめぐっては、オーストラリア政府が昨年、中国人民解放軍との関係が取り沙汰される「華為技術」の高速通信網事業への入札参加を拒否し、中国政府が批判している。
英情報機関 ハッキング用工作 発見 中国レノボ社製 PC「使うな」
2013年7月31日東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013073102000223.html
レノボ以外のPCメーカーでも中国製はスパイウェアが仕込まれているってのはよく言われてますね。
某清涼飲料メーカーの景品のフラッシュメモリがスパイウェアが仕込まれていた為に回収になった事件も過去にはありましたね。
ソフトバンクがアメリカの通信会社Sprintを買収する条件として中国企業の機器を使うことを禁止されたりしてますけど、
欧米ではPCだけではなくて通信機器及び設備全般を信用してないみたいですね。
日本国内はどうなってるんでしょうか?
直接自分が華為技術(Huawei)や中興通訊(ZTE)の製品を使ってなくても通信会社がインフラで使っていれば、そこから情報が漏れる可能性もありますからね。
参考資料
ソフトバンクのSprint買収と中国製品に対するアメリカ政府の要求:安全保障の観点
報通信総合研究所
http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2013/Gpre201330.html