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東京薬科大学は、生活下水や工場廃水を微生物で分解しながら、副産物として電気を得る「微生物燃料電池」を開発した。
特徴は、微生物のエサとなる有機物を電気に変換すること。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の基盤技術開発プロジェクトの一環として、渡邉一哉教授らの研究グループが開発。実験室サイズの電池で試験を行い、有機物処理性能などが実用レベルに達していることを確かめた。現在の廃水処理は「活性汚泥法」と呼ばれる微生物処理法が普及しているが、多くのエネルギーを消費していた。
「微生物燃料電池」を開発 東京薬科大学
SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130603/bsc1306030701002-n1.htm
NEDOの基盤技術開発プロジェクトに取り組んでいる、渡邉一哉東京薬科大学教授らのグループは、微生物を利用した創電型の廃水処理に適した微生物燃料電池装置を開発。実験室サイズの装置(容積約1L)を用いた模擬廃水処理実験により、従来方式の廃水処理法である活性汚泥法と同等の処理速度を確認しました。この実験結果は、微生物燃料電池※の廃水処理性能が実用レベルに達したことを示すものです。
本事業の成果により、汚濁廃水中の有機物から電気エネルギーが回収されるだけでなく、活性汚泥法よりも少ないエネルギーでの処理が可能となることから、まったく新しい創電型の廃水処理に繋がることが期待されます。
■ポイント
微生物燃料電池とは、発電菌を用いて有機物を電気に変換する装置です。
微生物燃料電池を用いると、廃水や廃棄物中の有機物から電気エネルギーが回収できます。
今回、スラローム流式装置を開発し、廃水処理への応用の課題であった処理性能の向上に成功しました。
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(以下略)
詳細は以下の公式サイトにて
微生物燃料電池の廃水処理性能向上、実用レベルに|東京薬科大学
http://www.toyaku.ac.jp/news/detail/id/2009/publish/1/
微生物燃料電池の廃水処理性能向上、実用レベルに,NEDO,新エネルギー,産業技術総合開発機構,独立行政法人
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100197.html
現在の汚水処理では電気で酸素を作って微生物を活性化させ有機物を分解する形式のようですが、
この技術が進むと省エネどころか発電まで出来てしまうかもしれないという事です。
おもしろい技術だけど将来に期待ですね!