2013.5.21 03:10 [産経抄]
 台湾出身の●(=さんずいに余)阿玉選手は、来日して10年目の昭和58(1983)年、日本女子オープンゴルフの初優勝を果たす。「私は台湾の選手です。台湾から来て日本の試合に出ています」。大会史上初の外国人チャンピオンの日本語によるあいさつは、ごく当たり前の内容だった。

 ▼しかし、彼女をよく知るゴルフ関係者の胸にはぐっと迫るものがあった。「日本でゴルフをやり、金を稼ぐんだったら、上をいくな、下をいくつもりでやれ」。台湾で教えを受けた恩師から、こう諭されてきた。大きな態度をとるな、控えめな言動をとれ、という意味だ。

 ▼「よそさまの国」で稼がせてもらっている。あいさつからも、そんな謙虚さが伝わってきたという。それからも●選手は勝ち続けた。生涯獲得賞金はすでに7億円を超えている。まっとうなやり方なら、よそさまの国で、いくら稼いでもらってもかまわない。

 ▼警視庁にこのほど詐欺の疑いで逮捕された韓国人の女の稼ぎぶりは、警察幹部も「やりたい放題」とあきれるほどの悪辣(あくらつ)なものだった。東京・歌舞伎町で、韓国人クラブを経営し、1億円以上の売り上げがありながら、不正に生活保護を受給していた。受給総額は1400万円近くに及ぶ。

 ▼しかも、入居者の所得制限がある格安の都営住宅に住み、毎日、タクシーで出勤していたという。本来は日本国民に限定されている生活保護は、人道的見地から、特定の要件を満たす外国人にも支給されてきた。国籍別に見れば、韓国、朝鮮人が圧倒的な多数を占める。

 ▼安倍政権の発足以来、韓国のメディアによる反日報道は常軌を逸する激しさらしい。事件とともに、在日韓国人の生活保護の実態が、正しく報道されているのか。気になるところだ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130521/crm13052103110002-n1.htm


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